ボート漕ぎ運動って何?元ボート部が解説!

ボート漕ぎ運動って最近よく聞くけど、実際何がいいの?
何か新しい運動を取り入れたいけど、走ったり縄跳びするのと何が違うの?

今回はこのような質問にお答えします!

✓もくじ
1.ボート漕ぎ運動は「効率的で体に優しい」運動
2.ボート漕ぎ運動ができる具体的な方法

この記事を書いている私は、ボート歴10年以上、今でもボート漕ぎ運動を毎日続けている元ボート部のゆうかりです。

ボート漕ぎ運動の有効性について、体験談も交えつつ解説していきます!

ボート漕ぎ運動は「効率的で体に優しい」運動だった!

何がいいのか?という質問に答えるなら、運動効率と体への負担の少なさです。
ピンとこないと思うので、要素に分けてお話していきます。

上下半身どちらも使う全身運動

腹筋した次の日には腹筋、走った次の日には足だけがすごく疲れてしまって、1日でやらなくなってしまった。。。なんて話、結構いろんなところで聞きますよね。

集中的に鍛えられるトレーニングは、裏を返せば負荷が偏りやすいトレーニングとも言えます。

こうなってくるとケガをしてしまったり、痛みが強くて続けづらくなるのが当然です。

さらに上半身、下半身で分けてトレーニングをしていくと、単純に時間も2倍かかってしまいます。

一方でボート漕ぎ運動は、その動作だけで全身の70%の筋肉に刺激を与えられると言われています。

上半身下半身どちらかではなくて同時に全身バランスよく動かせるのが、ボート漕ぎ運動の良いところの1つです。

大きい筋肉に効くから、基礎代謝UP

運動ですることで、基礎代謝UPを目指したい!という人は多いと思います。

免疫力UPや痩せ体質に近づく効果も狙える基礎代謝UPには、大きい筋肉を鍛えることが効果的です。

中でも下半身の「おしり(大臀筋)」「太もも(大腿四頭筋&ハムストリング)」は全身の筋肉量の約50%を占めていると言われています。

最近テレビや雑誌でおすすめされることが多いスクワットも、下半身の大きい筋肉を鍛えることで効果を狙っているトレーニングの一つです。

ボート漕ぎ運動はこの2つの大きな筋肉に加えて、他の運動ではなかなか効かない「背中(広背筋)」にもしっかり効きます。

この筋肉も背中側の中では大きい筋肉ですので、効率的に基礎代謝UPが狙えます。

激しい揺れがないので関節に優しい

走ったりなわとびの有酸素運動って小さい頃なら全然ヨユーだったのに、今やってみると変なところ傷めたりしませんか?

ヒザとか、土踏まずとか。。。。笑
気づいた時にはもう痛くなっていて、下半身を痛めがちなので次の日に響いたりしますよね。

揺れが激しい有酸素運動は、何かと些細なケガと隣りあわせ。

女性であればヒールを履いた日は疲れがたまっていて足の筋を傷めやすい、なんて人も多いと思います。

そうなってくると正直続けるどころか、始めるのも気が向かなくなってくるのが自然な流れ。

ボート漕ぎ運動であれば激しい揺れがないので、負担が少なく安全にトライ&継続できます。

とはいえこれだけでは微妙なので、どれくらい負荷が少なくて効果的か、体験談をお伝えします。

体験談:ボート人、シニアになってもめっちゃ元気(笑)

ボート部の現役時代は、60-80代のシニアの先輩とも交流の機会がたくさんありました。
この先輩方が、ビックリするほど元気なんです。

現役の20代が練習でこなしている距離(10kmくらい)もへっちゃら、趣味のノリで漕いじゃうし、
100キロくらいある大きい艇を、20代と同じ人数でスタスタ運んじゃう(笑)

無理のないペースや範囲でやっているにしても、私の知っているシニアのイメージからすると元気すぎるな!!という印象でした。

男女ともに背筋も伸びてお腹が出ていないので、
私も年をとってもあんな風でいられるならボート続けてもいいかも?と思った覚えがあります。

まさに、私が証明です!と言わんばかりに謎にイキイキしてました。

それくらい体への負担が少なく老若男女が取り入れられて、効果も高い運動がボート漕ぎ運動なんです。

ボート漕ぎ運動ができる具体的な方法

 

ここからは、ボート漕ぎ運動を実際にやってみる方法をいくつか紹介していきます。

上でもご紹介した通り負荷が少ないのに効果が高い運動ですから、これから始める人にもおすすめのトレーニングです。

自分のライフスタイルに合わせて取り入れてみてくださいね!

スポーツジム

最近注目を浴びているボート漕ぎ運動を取り入れたマシンは、方式は様々ですが大体のトレーニングジムに導入されています。

「○○ローイング」という名前のついている器具については、ボート漕ぎ運動を取り入れているものの可能性が高いです。

もうジムに行っている!という方は目にしたことがあるのではないでしょうか?

ただ気を付けてほしいのが、現状トレーニングジムに置いてあるマシンは重量を調節してウエイトトレーニングに使うタイプのものが主流なので、有酸素運動がしたい人には注意が必要です。

重さを軽くして長時間行うこともできますが、みんなが使うジムでそれができるかと言われると気持ち的に難しい場合が多いかと思います。

とはいえ、有酸素運動用のタイプを導入しているジムも増加傾向です。

ジムを選ぶときには自分の目的に合ったマシンが導入されているか事前にチェックしておきましょう。

トレーニングマシン

コロナをきっかけに自宅でトレーニングをするようになった人も多いですよね。

雨の日や、着替えたり、女性はメイクをするのがちょっと面倒。。。という日があっても継続できるのは大きなメリットです。

ボート漕ぎ運動であれば何個もマシンをそろえることなく全身をバランスよく鍛えられるので、ホームジムまではいかないけど自宅でちゃんと運動したい!という人にはおすすめのマシンです。

ボート漕ぎ運動を取り入れたマシンは、上半身中心の簡易的なものから、タイムを競う世界大会が行われているような本格的なものまで幅広いバリエーションがあります。

自分の予算や目的に合わせて取り入れてみるのはいかがでしょうか?

【初心者はここから】トレーニンググッズ

「ジムに行ったりマシンを買うほど本格的にやりたいわけじゃないんだよね」という人には、手軽なトレーニンググッズから取り入れてみるのがおすすめです。

こちらもシンプルなゴムチューブから、持ち手がしっかりしていて持ちやすくなっているタイプまで幅広いラインナップがあります。

お値段もトレーニングマシンを買うよりかなりリーズナブルな価格で、気軽にボート漕ぎ運動を取り入れてもらえます。

買うときには、自分の力に対して負荷が軽すぎたり、短すぎたりしないか?などチェックしつつ、選んであげましょう。

まとめ

今回は、ボート漕ぎ運動の特徴と具体的な取り入れ方を解説しました。

元ボート部として、昨今のローイング動作への注目の高まりは喜ばしい限りです。

が、正直まだまだ情報が少ないのも事実です。

これからも皆さんにボートに関する情報を共有していきたいと思っていますので、今回ボート漕ぎ運動に興味を持っていただいた方は日常に取り入れてみてください!